絶対治す!希望をくれた自家がんワクチン
一度目の余命宣告(手術が終わって一度退院。その後病名をTELにて聞く)を受け、日中も仕事をしながら涙が出そうになるのをこらえ、娘を治癒させる方法を考えてました。
絶対治す!と思い、連日パソコンとにらめっこする日々が続きました。
色々なキーワードで探していく中で、セルメデシン社の『自家がんワクチン』を発見しました。
自分のがん細胞を使ってワクチンを作り、完全オーダーメイドのワクチンを接種する。
手術でがん組織を取り除いた人であれば、このワクチンが作ることができる。
脳腫瘍にも効果があったとの記事を読み、これだ!と希望が見えたことは忘れません。
どうしたら受けることができるかを聞いたところ、
・ワクチンを作製するため、がんの細胞を病院から貸してもらって送る。
※ホルマリン漬けのものがあるので、貸してもらえるか主治医に聞いたところ快く貸していただけました。
・ワクチンを接種する場所
子ども、というのが前例がなく一つの病院では断られました。(責任がとれない、ということからだと思われる。)
どういうふうに決まったか忘れましたが、銀座のクリニックの院長が週に何回か診察を行う福岡のA病院で受けることになりました。そのため、まずは、銀座のクリニックでセカンドオピニオンを受けることとなりました。その様子はこちら→☆
これで、 一応接種できる体制は整いました!
放射線治療後、退院してから自宅から通うことになりました。
※膠芽腫は進行が速い、と言われており、本当に早く打ちたかったのですが、放射線治療が終わってから、と言われてこの時期になりました。
この時、手術から3か月くらい経ってますから。実は、退院の前にMRIを取ったのですが、白い影が映っていたのです。結局それは腫瘍とは違うものだったと思いますが、それだけ怖いものなのです。
北海道大学の澤村先生が言われるには、膠芽腫治療のところどころでMRIを撮る必要があるとのことでしたが、うちの大学病院では一回も撮らなかったなぁ、と…。
ワクチンは3回×5か所 計15回の注射。1週間くらい期間を空けて3回。
皮下注射で、痛いとのこと。一応シールの麻酔?みたいのを事前にもらっており、2時間前くらいに貼り、打つ前にはがすという手法を取りました。
※でも痛いものは痛いようです。
病院では、ワクチンの説明をざっと聞いて接種。
緊張と期待が入り交じった気持ち…。
動いたらいけんから手を固定しようね、って看護師さんが娘に行ったのですが、娘は、「しなくていい」と断っていました(笑)
皮下注射だし、5か所も打つので、相当痛かったとは思いますが、泣くこともなく…。まだ小さいのに、いざというとき肝が据わるというか、大人だなぁって感じました
そのかわり、ご褒美はたくさんねだられましたけどね。シルバニアファミリーとか小枝ちゃんシリーズとか…(笑)
でもね、子どもが元気でいてくれるのであれば、ご褒美なんていくらでも買う。
「ワクチンよ、効いてくれ~!!」 家族全員の願いでした。